作品紹介

謎の男たちに妻・恵美が拉致されたことをきっかけに、精神に異常をきたしてしまった彩音の父親。そして彼は、そのはけ口を娘の彩音に求めた。「ごめんなさい、お父さん……」彩音は父から性的な虐待を受ける中、必死に許しを乞おうとする。しかし彼は、苦悶の表情を浮かべ泣き叫ぶ彼女を見てなお責めの手を緩めない。「淫乱な身体に覚えさせないと……ここに居るのが一番幸せなんだって」「絶対渡さないぞっ　彩音は永遠に俺のモノなんだっ」妻を失ったトラウマから、理性的な人格を完全に喪失してしまった父。そんな彼が、幸せになれる唯一の方法とは……！ 数々の不幸の連鎖を描いてきた『見るも無残』最終章。「オバケ屋敷」のすべての始まりとなった、凄惨な事件の一部始終が明かされる。